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時をかける少女

ラベンダーの香りという重要なモチーフが
美しい映像と音楽、原田知世の透明感のある可愛らしさを使って
幻想的に描かれています。
全てのシーンが紫がかって見えてしまうくらい。

だいぶ昔に読んだのであやふやなのですが、
原作では主人公が記憶を失った後でもラベンダーの匂いを嗅ぐ度に、
「なぜかわからないけど、いつかきっと素敵な人が私の前に現れるはず」
と思ってしまうことで物語が終わっています。

嗅覚の記憶というものがどれだけ深く強いものかが感じられますね。
この場合は「ラベンダー=タイムスリップ」
という強烈な思い出だから尚更です。

時をかける少女を観た後、
ラベンダーの香りを嗅ぐとクラクラしてしまうという女性も出たとか。
確かにある意味クラクラする映画ですよね。
(特に後半の「土曜日の実験室!」に飛ぶシーン)

この頃はガーデニングもアロマも今のように一般的ではなかったので、
ラベンダーの香りって??
そもそもラベンダーってどんな花よ??
と友人達と話したものです・・・

ちなみに私はこの映画の中で
主人公がとても丁寧な日本語を使っていることに好感を持ってます。
何度観てもそのたびに心が洗われるような、
背筋を伸ばした少女の頃に戻れるような、
そんな清々しい気分にさせてくれる作品です。